リレー小説「土星」に触れてみよう。その一



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投稿者: 本命カゲ @ oppp120.harenet.or.jp on 97/9/07 23:07:41

やはり、いきなり続きを書けなんて言われても、
話を知らない人は書けませんから、これから時々、
少しずつ少しずつ、物語を紹介していくことにしましょう。


これは、みんなで一つの物語を書こうという企画です。
自由に書いてくださって結構です。ただし、第三回が、五個できたりすると困るので、必ず、次回を書いてもらう人を、指名してください。指名された人のみが、続きをかくことができます。
「自分もかきたい」という人は、「土星書きたい。」と、この伝言板に書いて、指名してほしいということを、伝えてください。
冒険ものにするか、恋愛ものにするかは、あなたの自由です。
第何回なのかを、必ずタイトルに書いてください。

今日は第一回から第二回まで紹介します。

第一回     by 本命カゲ

僕たちの住む土星は、一年前、他の星とけんかして、貿易もしてないんです。
でもぼく、一年前に会った月という星の女の子に恋をしてしまって・・・。
「土星研究所」にあるという小型宇宙船「サイヴァー」が 手に入ればいいんだけど・・・。

第二回     by 紫苑レイ様

そう、「サイヴァー」さえ手に入れば簡単に彼女に会いに行けるだろう。
…でも、僕にはそんなチカラなんて、ない……。コドモだから。
なんで僕は「コドモ」なんだろう?早く「オトナ」になりたい!
「オトナ」だったら「サイヴァー」も手にはいるし、何でも出来る。
でも……、僕はコドモなんだ。

「あら!? マサキじゃない? こんなトコでなにしてんの?」 顔を上げると、そこに女の子がいた。
幼なじみのヨーコだ。 彼女は上半身を屈め、覗き込むような感じで僕を見ていた。

「べつに………」 素っ気なく答える。
僕は彼女が苦手だった。 何故かは分からない……。

「かわいい幼なじみが声掛けてあげてんのよ! べつに…はないでしょ!!」

彼女は大袈裟なアクションで怒ってみせた。いつものレクリエーションみたいな ものだ。

「まぁ、いいわ。ちょっとつき合ってよ! いやだとは言わせないんだからね!」
そう言うと、僕の腕を引っ張って歩き始めた。