大正退魔浪漫譚 再掲載



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投稿者: 日光と遼平 @ kuki5DU19.stm.mesh.ad.jp on 97/8/07 13:27:35

 時は大正、帝都の花も散り始めた五月の始め、文明の街に隠れ住む百鬼夜行が、ここやどこやと蠢き始めた時のことでございます。
 帝都を闇の手より守るのは、大正義の体現者、草薙大介。
 対して平穏破るに命を賭すは、妖魔の類、悪鬼羅刹の僕共。
 はてさて、草薙大介は、この帝都を守ることができるのでございましょうか……。

 ……ってオイ! なんだこの↑堅苦しい前口上は! しかもいきなり人を呼び捨てにするんじゃねえ!
 ……ったく、最近の弁士はどうも礼儀がなってねえ。

 あ? 俺が誰かって? 
 ふふふ……聞いて驚くなよ−−いや、やっぱ驚け。驚かないと、何か俺がまいなぁな奴みてえだ。驚けよ? いいな?
 よし……では……。……オホン。
 街行く者よ、皆止まれっ!
 電車も、自転車も、バスも、人力車も、タクシーも、皆止まれ!
 女給も、女学生も帝大生も、探偵も、紳士も淑女も、掏摸も、ブルもプロも、巡査も婦人も皆止まれっ!
 俺様こそは、天下の英雄、古今無双の快男児、草薙大介であるぞ! この帝都の妖魔と、たった一人で戦う、孤高の剣士よ!
 ……以上。

 あ? 自己紹介が、前フリのわりに短かすぎる?
 いいんだよ。作者の一身上の都合ってやつだ。だいたい伝言板で小説連載してること自体、常識はずれの大バカたれなんだからよ。これ以上変なことやって長ぇ文書くと、洒落にならねぇんだ。
 あ? 何言ってるかさっぱりわからない? けっ、これだから頭のデキが悪いやつは困る。今のはな……。
 ……今のは、まあ、あれだ。大人の話ってやつだ。気にすんな。

「大介先生ぇ〜……。さっきから誰とお話になってらっしゃるんですかあ?」
 おもむろに示現流一の太刀!
「ぐぼぁっ……い、痛いです……」
 当たり前だ。それよりむしろ、真剣でぶった斬ったのに何故死なねえんだ、てめえは。
「そ、そりゃあもう、大介先生の、で、弟子ですから。それより先生、何と、神社庁の調べで、ここ帝都のどこかに、妖魔の巣窟があることが発覚いたしました!」
 あ〜……でたよ、古典日本もの書くと必ず出てくる神社庁。あれだな、ヘボSFに登場するナサと一緒だな。
「そこ! 静かに!」
 弟子(名無し)のマジツッコミが入った。
「それでですね、目下私の弟子が敵の基地を探索中なんですが……」
 弟子っておまえ、俺の弟子じゃなかったんかい?
「あっ、先生! 僕の弟子が帰ってきました! しかも大怪我を負っていますよ! これはもう、細かいことを気にしている場合じゃありません!」
 いや、結構細かくねぇと思うんだが……。
「鈴木ぃーっ! 死ぬな、鈴木ぃーー!」
「ふっ……武藤、おまえとの一年間、楽しかったぜ……これが妖魔の基地への地図だ……」
「すっ、鈴木! 馬鹿野郎、そんなになってまで……!」
 ……おまえ、武藤って名前だったのか。
「武藤……おまえの予想通りだったぜ。ヤツらは、浅草のはずれもはずれにある、惨殺冷酷惨劇恐怖怪奇館をアジトにしてやがったんだ……」
「鈴木……おまえ……!」
 惨殺冷酷惨劇恐怖怪奇館なんて怪しいところ、真っ先に調べたほうが……。
「鈴木ぃー! くそっ、おもむろに死ぬな! 鈴木ぃーっ!」
 ……っていうか、おまえ、その血染めの短刀はいったい……。
「先生! 僕もお手伝いします! 共に惨殺(中略)館へ乗り込みましょう!」
 いや、乗り込むのは依存ないんだけどよ、その短刀は……。
「では行きましょう早速行きましょう!」
 ……短刀は……。

 で、結局、俺と武藤(弟子)は、惨(中略)館へと……。

1、女学生に乗って行った
2、近所のゴム男の手で飛ばして貰った
3、サ○ダー○ードのアレに乗っていった
4、矢追さんに頼み込んで(自主規制)行った
5、ロズウェル事件は嘘だと思う
6、行こうとしたが、面倒くさいし疲れので延期した

5番がいいな>だい