「土星」 第17回  −救世主−  前編



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投稿者: 本命カゲ @ oppp024.harenet.or.jp on 97/6/30 13:29:25

In Reply to: 「土星」 第17回  −救世主− 放映します。

posted by 本命カゲ @ oppp024.harenet.or.jp on 97/6/30 13:26:51

「何をしているマサキ!!早く撃つんだ!!」
コキアが叫ぶ。しかし僕は体中がふるえて動けない。
「や、やっぱりできないよ・・・。この手で人を殺すなんて・・・。」
―バキューン―!敵の銃声が鳴り響く。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

「ぼ、ぼく・・・死んだのかなぁ。あぁ、ヨーコ・・・。」
「何をわかんねぇこと言ってやがる。」
どこかで聞いた声だ。しかし誰の声かまでは思い出せない。
声のした方を振り向くと、そこには驚くべき光景があった。

「て、敵が・・・全滅している・・・。
なんと、僕をおそってきた奴と、その仲間と思われる奴らが十数人、そこに倒れていたのだ。
そこには誰かが立っているが、謎の霧のため、はっきりとは見えなかった。

やがて霧が消えると、僕はさらに驚くべき光景を目にした。
そこにいたのは何と最初に出会った男。たしかコキアが「シュウ」と呼んでいた・・・。
「シュウ!シュウじゃないか!!遅かったな。何やってたんだ!!待ってたんだぜ。」
驚いた。あの大男コキアが、子供のようにはしゃいでいる。よほどこの男が好きなのだろう。

「よう、たしかマサキだったな。怪我はなかったか?」
なるほど。コキアがしたっているのもわかる。この男、見た目よりずっと優しい。
「あぁ。助けてくれてありがとう。あ、でも、船内の人達が危ないんじゃあ・・・。」
それに、シュウは得意げに答えた。
「船内の敵なら俺が何とかしたぜ。だが、ヨーコとかいう少女は敵の一人によって
 どこかへ連れて行かれてしまった。」
「せ、船内は何とかしたって・・・あ、あんた達一体何者なんだ!?」

「それは私が答えてやろう。」
奥からヒゲをはやした男が出てきた。
「エ、エンペラー!?」
突然コキアは座り込み、頭を地面にくっつけた。
「よいよい、頭を上げなさい。コキア=ダワ。」

「マサキ、ここにおわせられる方が、太陽系第三惑星「地球」の皇帝、
 EARTH EMPEROR(アースエンペラー)だ。」
「ち、地球だって!?」