> 幼なじみの市田との間には、もう一人転校生が絡んでいるのですが、
> こっちの娘は「恋しい」とまではいきませんでした。
>
>
> 小学校４年の春に転校してきた、女の子がいるのですが、
> （その後中学卒業まで同じクラス。これはこれですごい）
> 何故か市田とは仲がいい。市田ってすごい女だなぁとか
> この辺から思い始めてました。
>
> 中学卒業で、みんなそれぞれの進路に進みましたが、
> 彼女達と再会するのは、なんと成人式の会場まで時間がかかります。
>
> 実は中学卒業当時、僕は身長１８３ｃｍ、体重１２０ｋｇという超肥満児でしたが、
> 高校に入ってから２年間くらいで、体重が４０ｋｇも減ってそれからは、
> その体型を維持できるようになっていました。
>
>
> そして成人式会場にて市田発見。
> すごくキレイになっていてびっくり。市田も僕に気が付いたのか、
> 二人で最初に言った言葉はお互いを指差して　
>
> 「別人？」
>
> でも笑ってたけど。で、市田の後ろにいたのが、その転校生でした。
> 相変わらず一緒にいるのか、と思いつつも、
>
> 「やぁ、久しぶりじゃん。元気してた？」
> って声を掛けたが・・・、　
>
> 無言。何、この男、なれなれしいわね。という敵意むき出しの目で
> にらまれてしまった。どうやら、過去の僕と今の僕がどうしても一致しないらしい。
>
> 市田の説明もむなしく、僕は彼女には再認識してもらえなかったです。
>
> 骨格が変ったわけではないのに、どうしてかなぁ。市田はわかったのに・・。
> 結局彼女との付合いなんてそんなものだったのね。６年間も同じクラスでも
> 何にもないのである。ただのクラスメートってやつですね。（それ以下？）
> なかなかうまくいかないものです。
>
> えっ、単に僕のことを覚えていないだけだって？
> ・・・そうかもしれないです。反論できませんね。（笑）
>
>
> 世の中そうそうドラマチックにはならないものです。
> ああっ、この間はいい話だったのにぃ。