Re: 練習熱心なウルフを見つけました。パイが可哀そうだ。



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投稿者: だまあらし @ ngy17DU16.aic.mesh.ad.jp on 97/7/22 23:58:32

In Reply to: だまあらしさん、今度は・・・・・

posted by Mad Scientist @ scc4.t.soka.ac.jp on 97/7/22 12:51:23


> おととい、鷹嵐と戦っていたときにバックスローやり
> ました。結構リングアウトぎりぎり、バックブリーカ
> ーをしたら、持ち上げた瞬間に落ちました。ジェフリ
> ー淋しそうに両手を掲げてそのまま両手をおろしてい
> ました(笑)まだまだあるのだろうか?

 この間、目撃してしまった事があります。そうですウルフはSUMOUに夢中だったのです。

 Mad Scientistさんもご存知の通り、パイはウルフに御執心です。
 その日もパイは憧れのウルフを、お気に入りの屋根の上に連れて行きました。でもウルフにとってはいい迷惑です。彼は気のない感じでパイに付き合っています。
 パイはそんなウルフにも気づかぬほど舞い上がっています。そしてウルフの逞しい胸板にじゃれついています。確か三回ほどじゃれて殴った後の事でした。彼女は「はーいっ」だか「えーいっ」だか何か言いながら、女優の舞台挨拶のようにその場でクルリと回転しながら座り、ひょいっとスカートだか服のすそだかを持ち上げる挨拶のようなポーズをしました。しかしその時ウルフは、この間鷹嵐に見せられたSUMOUの事を考えていたようです。
 SUMOUの何がウルフの心を捕らえたのでしょうか? やはり自然と一体となり暮らしてきたネイティブアメリカンの伝統が彼の目をSUMOUに向けさしたのでしょうか? 同じ人種である日本人の心の故郷SUMOUこそが、彼にとってついに出会った真の進むべき道だったのでしょうか? 遠くで彼らの事を見ていただけの私には分かりません。しかし確かにその時、ウルフの心はSUMOUにありました。それは彼の次にとった行動ではっきりしました。

 ああ可哀相なパイ。

 ウルフは小首をかしげて挨拶するパイに対し、邪魔だとばかりにダブルアームスープレックスで投げ飛ばしました。これはSUMOUで言う「五輪砕き」からひっこ抜いた形です。もう彼の目にはパイはただの邪魔物としか写らなかったようです。しかしあの決して乱暴とはいえないウルフがなぜそんな事をしたのでしょう。これはおそらく土俵が女人禁制だったためと思われます。そして彼はSUMOUの練習に没頭しだしました。

 
 土俵(屋根の端のほうでした)に両手を突こうとするウルフ。その時の勢いで、倒れたパイを身体ごと弾き飛ばして土俵の外に出してしまいました。
 さて立ち会いの練習です。ウルフは土俵に完全に両手を突けた状態から、立ち上がりざま諸手突きをしました。しかしまだまだ鷹嵐程の勢いはありません。しかもその後棒立ちでした。


 突き落とされたパイと、稽古の足りないウルフを遠くから眺める私は、悲しみに包まれました。いったいいつまでこんな事が続くのだろう。もうタイプする手が疲れてきました。読むのも大変だ。
 というわけで、この辺にしておきます。ああダブルクロー。