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投稿者:
ねぎ @ hosyo.shimz.co.jp on 97/12/24 11:39:37
1回目が随分前だったので、覚えている人も少ないと思いますが(笑)
今回も懲りずにうる星2からですm(__)m。
うろ覚えで書いていますので、台詞の抜け落ちや間違いも有ると思いますがどうかご容赦下さい。
私の名はメガネ。
かつては友引高校に通う1高校生であり、日夜、退屈な日常と戦い続ける下駄履きの生活者であった。
それが、ハリヤーのコックピットからみたあの衝撃の光景から私の人生は大きく変わってしまった。
あたるの家に強行着陸したその翌日から、世界はまるで開き直ったかのごとくその装いを変えてしまったのだ
いつもと同じ町並み、いつもと同じ角店、いつもと同じ公園。だが、何かが違う!
路上からは行き来する車の陰が消え、建て売り住宅の庭先にピアノの音も途絶え、牛丼屋のカウンターで
あわただしく食事をする人の姿もない。この街は、いやこの世界は我々だけを残し、あの懐かしい人々は全て
姿を消してしまったのだ。数日を経ずして荒廃という名の時が駆け抜けていった。かくも静かな、かくも
あっけない終末を一体誰が予想しえたであろうか。人類が数千年にわたって営々として築いてきた文明と共に
西暦は終わった。しかし、我々にとって終末は新たなる始まりに過ぎない。我々の生き延びるための戦いの日々が
始まったのだ。
奇妙なことに、あたるの家近くのコンビニエンスストアは押し寄せる荒廃をものともせずその勇姿を整え、
食料品、日用雑貨等の豊富なストックを誇っていた。さらに奇妙なことに、あたるの家には電気・ガス・水道が
依然として供給され続け、驚くべき事に新聞すら配達されてくるのだ。我々は人類の存亡と言う大義名分のもと、
あたるの家を生活の拠点とすることに定めた。
しかし、サクラ先生は早々に牛丼屋「はらたま」をオープンして自活を宣言。竜之介親子も学校跡に浜茶屋を
オープン。そして面堂は・・・日がな一日戦車を乗り回し、欲求不満の解消であろうか時折発砲を繰り返している。
一体、何がおもしろいんだか・・・実にかわいげがない。
あれから、どれほどの歳月が流れたであろうか。しかし、我々が築きつつある世界には時計もカレンダーも無用だ。
我々は衣食住の保証されたサバイバルを生き抜き、かつていかなる先達達も実現し得なかった地上の楽園を、あの
永遠の「シャングリラ」を実現するだろう。ああ、選ばれし者の恍惚と不安共に我にあり!。
人類の未来が我々の双肩にかかってあることを認識するとき、めまいにも似た感動を禁じ得ない。
・・・・・メガネ著「友引全史第1巻「終末を越えて」序説第3章」より抜粋
「帽子かぶれ云々」はわざと除外しました。
次回は(やるんかい!)パトレイバーか王立宇宙軍でいこうかな。
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