ゲー山のミス!?(連載5回)



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投稿者: ふしぎくん @ chb048.tky.threewebnet.or.jp on 97/7/25 01:35:02


陶人「確かに究極側は、意外性にみちた対戦という点では、
至高側に劣っておる。しかしゲー山、全ての格闘ゲームファンが、
意外性にみちた、激突を望んでいるとするのは、ちと乱暴すぎぬか?」
海原「うぬっ。」
陶人「格ゲーファンの中には、純粋なキャラ対決をドームで見たいと思って
いる者もおるのではないか?そのような者にとっては、至高側よりも究極側の
カードの方が、より魅力的なのではないか?」
審査員A「確かにその通りですな。」
陶人「そういった意味で、わしの目には、究極側、至高側、双方とも全ての
格闘ゲームファンを満足させうるかという点で、不完全に思えるのう。」
局長「なんだか雲行きが怪しくなってきたぞ。」
京極「究極側、至高側、双方にまだまだ改良の余地があるというこっちゃな。」

審査員B「それでは、審議の結果、今回の「究極」対「至高」の対決は、
両者に まだまだ改善の余地が残っているということで、
引き分けと致します!」
富井「やったあ!」
社主「ふう・・どうにか負けは免れることができたか。」
審査員A「審査員団として、究極側、至高側の両者に対して、さらなる改良を行
い、対決することを要望致します!」
陶人「どうじゃ、ゲーム士朗、できるかな?」
山岡「もちろんです。今度こそあの男の鼻をあかしてやりますよ。」
陶人「ゲー山はどうじゃ?」
海原「無論、異存はない。ゲーム士朗、
お前が何の価値もない人間だということを思い知るがよい。」
陶人「やれやれ、おぬしらはまったく頑固な親子じゃのう。」

対決終了後、都内「ゲーセン岡星」にて

岡星「そうですか。それは大変だったですね。」
山岡「ああ。海原ゲー山の奴が、ミスをしなければ、こちらの完敗だった。」
栗田「・・本当にそうかしら・・」
山岡「えっ。」
栗田「海原ゲー山は、ファンが何を望んでいるかということを、
最も重要視していたわ。
それなのに 純粋キャラファン存在を見逃すなんて誤りをするかしら?」
山岡「ふんっ。いい気になっていたのさ。」
栗田「でもどう考えても不自然よ。海原ゲー山のカードには、
ラウやパイ・ポールの名前がなかったわ。


スーパーメガミックス大会のカードで、それはおかしすぎるわ。それに
海原ゲー山が鉄拳3・新キャラをどの素材を使わないなんて変よ。」

山岡「うっ。」
栗田「・・そういえば、海原ゲー山は、
至高のカードを出す前に中川さんに何か指示をしていたわ・・
もしかしたら、あの時、ラウ親子& ポールの
カードを外したのかもしれないわ。」
山岡「じゃあ、ゲー山は、わざと勝ちを逃したというのかい!
でも一体何の為に?」
栗田「・・究極、至高のゲーム作りに終わりはないという事を

私達に伝えたかったんじゃないかしら。
もし今日、私達が負けていたら、究極のゲーム作りは終わっていたわ。」

山岡「・・くそっ、結局今回も、俺達は海原ゲー山の
手の上で弄ばれたにすぎないのか!」

岡星「海原ゲー山先生のような偉大な方のお考えには、
我々凡人はとても太刀打ちできないですね。」
山岡「ちょっと、ちょっと!我々凡人って誰のことなのさ!」
岡星「あっ。」
栗田「ご心配なく。山岡さんは凡人以下ですから。」
山岡「くぉのー!」