ミム．サロ（以下、ミ）「第５戦 スペインＧＰ、解説は居間宮 純さんです。」
居間宮（以下、居）「よろしくお願いします。」
ミ「さて居間宮さん、４戦消化した現在、毎戦新しいウィナーがでるという接戦なのですが、
そろそろ２勝目を飾るドライバーが現れるかもしれませんね？」
居「そうですね。 ここカタロニアは各チームのテストサーキットとなっていますので、
上位陣による接戦になる可能性は高いですね。」
ミ「それから今回からアロウズも２台体制となりました。」
居「はい。ＢＳ勢３チーム目の２チーム体制。
ＧＹ対ＢＳ。こちらも目が離せないですね！」
ミ「今回のＧＰはジョーダン、ウィリアムズの２台が欠場となっています。
それではピットからの情報、お馴染みの河井ちゃんです。」
河井（以下、河）「はい。え〜、どのチームも変わった動きはありません。
路面温度もそれほど高くならないということで、タイヤに関しては両陣営とも、
問題ないそうです。 全チームソフトタイヤ、ピットストップは１回でいけるそうです。」
ミ「分かりました。 第５戦まもなくスタートです！」

ミ「フォーメーションラップも終わって、グリーンフラッグが振られます。
ロケットスタートを決めるのは誰か？ 注目のスタートは・・・オールレッド！
ブラックアウト！！」
居「スチュワートの２台、いいですよ！！」
ミ「ミナルディ、ザウバー、ベネトン辺りも好スタートです。」
居「ちょっと全体的にもたついたスタートでしたね。」
ミ「オープニングラップは、好スタートを決めた５台が早くも後続を離す展開になっています。
６位争いも数珠繋ぎ。 各マシンの差はないに等しいですねぇ。」
居「スタートで遅れをとったとはいえ、上位陣と変わらぬペースで周回しているマシンがほとんどですから、今日は特にピットストップが重要になりそうですね。」
ミ「さて序盤戦、順位を整理しれみましょう。」
１．ミナルディ
１．ザウバー
１．スチュワート − マグローヌ
ミ「まだ４位争いは大混戦の状態です。
ドライバーズポイント、１、２位の２人がトップ争いです！ これは面白い展開になりました。 スチュワート マグローヌ選手にも注目です。」

ミ「レースも中盤から後半。 ピットストップも終えました。
居間宮さ〜ん！ バトルがないですねぇ〜。」
居「えぇ・・、ピットストップでもドラマらしいこともありませんでしたから、予想に反したと言いますか・・・、しかし、まだ各マシンとの差はほとんどないですから、一波乱あるかもしれませんが。」
ミ「現在のオーダーです。」
１．ミナルディ
１．ザウバー
３．プロスト − 津山高専
３．スチュワート − マグローヌ
３．スチュワート − ジャッキー
３．アロウズ − Ａ．久遠寺
３．フェラーリ
ミ「ミナルディとザウバーはスタート直後からバトル状態。 ３位争いも１歩も譲らぬバトルとなっております。 後方ではマクラーレンがちょっと厳しいか？
依然、トップは変わりません。 ３位争いに注目してみましょう。
スチュワートの２台がそろってペースがちょっと落ちたか？ ３位争いから脱落していきます。」
居「う〜ん。画面からでは、よく分かりませんが辛そうな感じはうけますね。」
ミ「さあ、これで３位争いは３台に絞られました。 初参戦アロウズ・ヤマハ Ａ．久遠寺選手、
好パフォーマンスをみせています。 ２戦目の津山高専選手も頑張っております。
そして、そろそろ優勝が欲しいフェラーリ Ｎ・ギャラガー選手です。」
居「いやぁ〜、フレッシュな顔ぶれですね。他の選手もうかうかしてはいられないですよ。」
ミ「６位以降のオーダーです。」
６．スチュワート − マグローヌ
６．スチュワート − ジャッキー
６．アロウズ − 四日市
６．プロスト − ジョン・パワー
６．ベネトン
１１．ティレル
１２．マクラーレン
ミ「このまま行ってしまうのか？ 依然レースに大きな動きはありません。」
居「派手なシーンこそありませんが、どのドライバーもコースを知り尽くしていますから、
内容の濃いパフォーマンスをみせていますね。」
ミ「あっと！！ 終盤に差し掛かったところで、マクラレーン・メルセデスがエンジンブローです！！」
居「今回はちょっといいところがありませんでしたね。」
ミ「おっと！？ 白いマシンが煙を上げています。 スチュワート・フォード！！」
居「あ〜、またですか・・・。」
ミ「ジャッキー選手です。 序盤はいいパフォーマンスをみせていましたが、結果は散々なことになりました。」
居「スチュワートのリタイアが目立ちますねぇ。 ちょっとオハライでもした方がいいのかな・・・・。」

ミ「レースもクライマックス、ファイナルラップに突入していきます。
まだ決着は着かない！ ミナルディ、ザウバーの２台です。
さあ、なんとかして前に出たい！ うん！？ ザウバーが仕掛けるか！
ストレートは厳しいかミナルディ！！ この時を待っていたかのように果敢に攻めます！！
しかし、抜けません！ うん、まだ攻める！！ 横に並んだ！！ ブレーキング勝負はどうか！？
オーバーティクゥーーー！！！
ここでザウバーが前にでました。 ミナルディももう一度並びたいが・・・これはちょっと苦しい。 ドライバーズタイトル、直接対決はザウバー − 烏丸選手の勝利！！
今季２度目の優勝です！！
続いて、惜しくも優勝を逃しましたミナルディが２位表彰台！
３位争いはどうか？
あっとＡ．久遠寺選手がフェラーリ、プロストに交わされていく！
粘りの３位表彰台には、フェラーリ − Ｎ・ギャラガー選手が入ります。
そして、２戦目にして初表彰台にプロスト − 津山高専選手です。
５位には、惜しくも最後に競り負けましたが堂々デビュー戦初入賞を飾りました。
Ａ．久遠寺選手です。
６位争いも凄いぞ！ 出遅れが響いたベネトン − 睡眠不足選手、ティレル − ねるおふ選手、中盤スローになりながらも、なんとかポイントゲットのスチュワート − マグローヌ選手です。
９位にはファイナルラップで脱落したアロウズ − 四日市選手。
１０位はいまいち振るわなかった プロスト − ジョン・パワー選手です。
次回期待したいと思います。
以上１０台完走でした。
居間宮さん！ 最後の最後でドラマが生まれました。
今季２勝目をあげ、２位との差を広げたザウバーですが？」
居「非常にコンスタントで優秀な走りをみせています。 これは他チームは要注意ですね。
勢いも着いてきますので、誰かが止めないと逃げられてしまいそうな感じですね。
次戦、注目です！」
ミ「一歩前に出てしまった、ザウバーを止めることはできるか？
次戦はモナコはモンテカルロです！ それではさようなら！」