マルゼンスキー逝く。



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投稿者: アンコロ @ tko067.kikimimi.ne.jp on 97/8/22 02:03:53

今の競馬ファン(ワタシも含めて)には、今やダビスタの世界でのみ
認識される程度のその存在ですが、古い競馬オヤジの中では、この馬
こそが日本競馬史上最強馬であると公言してはばからないほどの名馬、
マルゼンスキーが21日の朝、無くなりました。24歳。

20年ほど昔の活躍馬なので、当然書籍からの知識の受け売りになり
ますが、有名どころの話ではやはりコレ。

ラムタラと同じニジンスキーを父に持つ持ち込み馬のマルゼンスキー
は朝日杯3歳ステークスを7馬身のレコード勝ち。無類の破壊力を
見せつけるが、当時の競馬規定では持ち込み馬へのクラシック出走権
は与えられず、結局三冠競走から閉め出されることになる。

「大外枠でいい。賞金もいらないし、他の馬の邪魔はしないから、
 一緒に走らせてはくれまいか!」
とはダービー前、競馬会へ愛馬出走を直訴するマルゼンスキーの主戦騎手
中野渡清一騎手(のちに調教師)の有名すぎるコメント。

当時の未だ成熟していない競馬界に登場した怪物の無念さをしのばせる
エピソードです。(こんだけ省略して語ると、ドラマ性も全然無いけどサ。)

結局4歳まで走り、8戦8勝のまま引退。
いわゆる「幻のダービー馬」ではあります。

種馬としてはサクラチヨノオーやレオターバンを輩出。


では
偉大な名馬に合掌。