いやあ、まったくその通り！
ＣＤといえば、きれいな画面を期待するでしょうに。
私はＭＣＤ１を第二次入荷で発売日の２週間後に
買ったのですが、雑誌などで画面を確認してましたし、
ある程度の情報も得ていたので、
ソルフィースにしておきました。
って、団長の言葉じゃないですな。

ええと、全体的にグラフィックの出来がよくありませんね。
きれいに描こうとすると、それだけ容量を食うわけですが、
ＣＤなんかだと容量がでかいので、あまり気にならないはずです。
でも、これの場合、歌がかなり入っているので、そのぶんキツそうです。
まあ、それでもかなりあまっているはずだとは思いますが、
ＣＤロムのノウハウの蓄積不足（データ量の配分とか)や、
グラフィッカー（実際に絵をコンピュータで表示させるデータを作る人）
の方々の力不足とか、色々と原因が考えられます。

でも、これは言い訳であっても理由ではありません。
ユーザーは出てきた作品こそを評価するのです。
出来損ないと自認するなら、お金なんて取ってはいけません。
でも、ウッドストックは、（マーケティングを別として）
完全な失敗作とは言い切れません。
コンセプトや表現手法の斬新さが、このゲームの根底を成すものなのです。
近年、マシンの性能の上昇に伴って、見た目も重要になっています。
しかし、インベーダーやパックマンはつまらなかったのでしょうか。

作り手の意志が、ゲームを通してあなたに伝わらなかったのなら、
それはゲームの表現の仕方の失敗といえます。
しかし、画面にアルファベットや数字で構成されたゲームに
慣れ親しんできた私にとって、グラフィックを排したところにある
表現されている(と思われる)ものが伝わってきました。
受け手であるユーザーも十人十色で、万人向けのものなど
ないのかもしれません。
しかし、個々のレセプターの感度をあげれば、
今までつまらなかったものにも、何か見所が見つかると思います。

作り手はその義務を怠ってはなりませんが、
受け手もその姿勢を正すべきではないでしょうか。
まあ、そうでもしないとせっかく買ったゲームが
もったいない、というのもありますしね。
とはいえ、ウッドストック定価は高いんじゃないかな？


　　　　　　　　　　　　　　　　　　ウッドストック愛護団体
　　　　　　　　　　　団長”結局３８０円で買った”Wildcat