あんまり大きな事言うつもりはありませんけどね。
サターンをただのゲーム機と見たときには、
あまり大きな不満はありません。
サクラもそこそこ面白かったし、
バーチャ２とバンパイアハンターは最高だし。
でも、ＭＤの後継機であるという観点だと、
全然なってない、という感じです。

ＭＤはＢ級Ｃ級作品が非常に多いものでしたが、
ゲームとして成り立ち、テーマが存在し、
遊べる要素がきちんと入っているものは評価されました。
そしてなにより、ある程度の懐を持ったゲーム性をもち、
やり込むことができたと思います。
バカだったり、難しかったり、複雑だったり、
込められたメッセージめいたものが、
言葉を使わずに伝わってくるようでした。

ＳＳはどうでしょう。
移植ものは、取りあえずおいておきます。
全部が全部セガが決めることではないでしょうし。

オリジナルに問題あり。
ナイツはセガらしい、ＭＤの後継機にふさわしいものだ、
と思いました。それは、明確なスタンスで楽しさを伝えたからです。
某マＯオ６４との比較すれば、よくわかります。
そういう物が少ない。数自体も少ない。
なんか、丸くなったね、という印象です。
例のバンダイとのニュースで”野人集団”と評された所とは
思えないです。
コンシューマ市場に対する考え方を聞いてみたいです。
二番手、三番手に甘んじて限られた利益を確保しようとでもしてませんか？
ＭＤ時代はそんなことより、何か一つでも楽しめるものを、という
コンセプトが感じられましたが、ＳＳでは”無難”が最優先事項と
なっている感じがします。

セガの続編病は深刻です。
真説・夢見館は、回収してほしいです。
いや、枝葉末節に走ってはいけませんね。
病根は、その作品のどこが面白かったかの認識不足です。
何回言われたらわかるのでしょうね、彼らは。
端で見てていやになります。
最近は良くなってきたかな、と思いますけど。
斬新な試みと、一人よがりな快楽との違いを知ってほしい。
なぜ、その作品が続編であるのか、という意味を考えて欲しいです。

このままでは、ナムコミュージアＯの誘惑に負けそうです。
それほど、魅力がないともいえます。
魅力とはトータルではない、ということも覚えていて欲しいと思います。