センチメを見ればわかりますが、絵だけで売れるかどうかが決まってしまう。内容に関しては、ユーザーも求めていないし、メーカーも追求していない。志の低いようにおもえます。そのせいか、力を入れているのは、キャラクターとストーリーだけで、ゲーム性では、デジコミ程度のものでも高い評価を得ているものが多いことには疑問を抱かずにいられません。
また、サターンの衰退とギャルゲーの関連を否定される方が多くいますが、ギャルゲーに手を染めてダメになっていくのは、ＰＣエンジンや、９８のゲーム市場を見ればわかるように、歴史的にも証明されていることです。ギャルゲーの流行とサターンの衰退が、偶然重なったと見るのは説得力にかけるように思われます。
一部には、サターンのソフトが売れないことを、ソフトの魅力がなくなったからだと言う声もありますが、隠れた名作が多いなどという不名誉な定評があることを見れば、必ずしもソフトの魅力がないわけではないと思われます。原因は、ソフトの魅力がないことではなく、ギャルゲーによって侵食された市場の不健全さにあるのではないでしょうか。