私も買いました。価格は、１２００円です。

すこしばかり感想を。
１日（２〜３時間で）もかからずに読める本です。あまり、難しくはない。

一見、飯野氏をたたえてるかのように見えるが、
９６年春から９７春に渡って起こったいろいろな業界の変化を
飯野氏をモチーフにして書いた本です。
ハードメーカー主導から、ソフトメーカの主導へ移ったことや
ゲーム広告の革新など
を象徴する人物として、飯野氏が描かれています。
ただ、掘り下げ方が足らないと思っています。表層のトピックや事実の一面だけを
さらっているようで、マスコミが書いた本だなあーと思いました。
ほとんど、分析もしていないようだし。

飯野氏がマスコミでの「お化け」的な存在であったことが再認識されましたね。

面白かったのは、ＳＣＥの佐伯氏のインタビュー。
ＰＳのＣＭ戦略のすごさがよくわかるインタビューでした。
・「積み重ね」は「力」
（一発のインパクトではないということ）
・ＣＭへのメッセージのこめかたにもターゲットを意識すべし
ということがわかります。ここだけは、セガも見習うべきでしょう。

＃ この本を読んでの飯野氏個人への感想は書くべきではないと感じます。
＃ 「ゲーム」とは主旨が全く違う本ですから。