Re: う〜む、やっぱり・・・(長文&技術的解説)



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投稿者: munenori @ toyohashi157.yui.or.jp on 97/12/25 01:26:48

In Reply to: 以前書いたことの謝罪

posted by U−KI @ max1-ppp43.urawa.sannet.ne.jp on 97/12/24 23:33:04

> 結局、一時的に蘇生するだけで、またしばらくすると
> 死んでしまう事がわかりました(つまるところ、自分のサターンが死にました)

 前々頁のレスを読んで「大丈夫かな・・・」と心配しましたが、最悪な状態になりましたね。

 メッセージを読んだあとサターンのサービスマニュアル(ビクターの「RG−JX1」。初期型なので何とも言えないけど・・・)を開いて、回路図を追ってきましたが、速度関係はトラッキング調整の可変抵抗しか見あたらないのでおかしいなと思いましたが・・・

 技術的な話ですが・・・
   1.CDのTOC(曲数やデータの種類が記憶しているところ)読み込みができない。
   2.CDの空回り、もしくは異常な高速回転。
   3.音楽CDの場合、著しい音飛び。
 ・・・といった症状は、CDのレーザーピックアップのフォーカスが合わす、うまくデーターが読みとれないことであらわれます。まれにCD操作系部品(コントロールIC他)のクラッシュがありますが、ほとんどがフォーカスがとれない状態で起こります(僕の経験で・・・)。
 
 その原因として・・・
   1.CDのレンズの汚れ。
   2.レーザー発光部、受光部の消耗。
 1はレンズクリーナー等で汚れをふき取れば良いのですが、それでも直らない場合は2に該当し、部品交換になります(発光部、受光部共に一応消耗品です)。
 交換は簡単にできますが、交換した後フォーカス関係とトラッキングの調整が必要です。そこでCD基板の可変抵抗を回すのです。調整には、オシロスコープと調整専用のテストディスクが必要となります。さらに悲しいことに、CDピックアップはメーカーの回転部品で個人店には入手できないそうです。ですから、CDの読み取りに異常でて自分でも対処できなければ、速やかにメーカーに出した方が賢明だと思われます。

 ・・・以上、勝手に解説をして申し分けありませんでしたが、僕も同じことを行い(フォーカスが合えばいいなと思いつつ・・・)クラッシュしてしまったことがありましたので、みなさんもこのような悲劇を起こさないためここにレスをつけることになりました。気分を害された方、申し訳ありませんでした。

 munenori(家電修理店勤務)でした。