「エネミーゼロ」再考(最高)小論文 後編 (長文)



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投稿者: EIN @ takefu11.hokuriku.or.jp on 97/12/15 20:12:21

 ゲーム版「エネミーゼロ」は傑作です。
 インタラクティブ・ムービーの理想型にかぎりなく
 近づいた作品であると自分は思います。

 それは、本作がユーザー自身を映し出す「鏡」的
 役割を果たしているからです。

 途中でやめた人にも、クリアした人にも何かを残し
 ていくことができる作品だと思います。
 
 エネミーとの戦いでは、自分はこんなにも臆病者だった
 のかと感じさせられ、二進法のパズルが解けない自分に
 あきれ、エネミーを全部撃破したことで完璧主義者の性格
 が露呈し、EDで涙ぐむ自分に、「ごくろうさん」って独り言
 して、すかさず振り返って誰もいなかったことに安心し、
 日常生活でやたら音に敏感になったり...。

 色々な自分を発見することができました。
 「エネミーゼロ」のあの難易度にはちゃんとした意味があった
 のです。あれは、途中でやめてもいいのです。

 それが「インタラクティブ」というものなのではないでしょうか?
 プレイヤーが自分の好きなようにできることが
 ゲームの最大の魅力だと思います。

 「エネミーゼロ」は、途中で投げ出す行為でさえも
 ゲームの一部分としてしまったことに
 大きな意義があったのではないでしょうか?

 まだまだ言いたいことはありますが、
 これを持って終わりにしたいと思います。(きりがない)

 後編まで読んでいただいてどうもです。
 お礼に何かできたらいいのですが。
 今は、感謝の言葉で精一杯です。
 
 本当にこんなくだらない文章につきあってくださって
 ありがとうございました!!!!!!!

 バイナラ...。