こういう意見が出てくるのが分からない。



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投稿者: 菅原 広隆 @ ms00709.ppp.infoweb.or.jp on 97/12/05 13:59:21

In Reply to: 今週のサタマガで

posted by パラ @ pppe324.pppp.ap.so-net.or.jp on 97/12/04 21:33:46

> 黒川氏がセガのことをどうこう言ってるけど、
> せっかく最近サターン市場の調子が良くなってきて、
> ある程度ユーザーも満足していると思うのに、
> 勝った負けたとか商売の話をしてその判断を読者に委ねるなんて、
> なんでこの人はそんなことサターンの雑誌で言うんでしょうね。
> すごく不快に思いました。

 そりゃあそうですよ、バイヤーの立場の話なんだから。
 言ってることが間違えているんならともかく、包括的に全機種を見る立場の意見とし
ては至極まっとうなものでしょう。現在大ヒット!って言われている「ソウルハッカー
ズ」もまだ20万本程度、サカつくなんて期待されていた割には30万にすら届かない
始末。出荷台数は増えているように見えて、1年前、2年前に比べて明らかに規模縮小
を起こしています。「ゲイルレーサー」「真説・夢見館」ですら20万本弱(あの10
0万台も行っていなかった当時で、ですよ?)を売っていることを考えれば、これは、
「面白いゲームだけ作って(売って、あるいは出て)いればいいやぁ」では済まされな
い立場の人間にとっては、危機感を持って当然でしょう。一方で「ZERO DIVIDE FC」
のような初週の売り上げが2,000本にすら満たない例もあるわけです。5,000本足らずで
嘆いていた「バルクスラッシュ」が嘘のようだ。
 これを危機と言わずに何と言いましょう。無論、こういう状況は他機種も一緒ですが、
(世界的に見るならば)SSは完全に出遅れた(というより終わった)ハードなわけで
す。ドングリの背比べというか、程度の低い話しながらも、メーカーはパイの大きい方
へ流れて行くでしょう。これはユーザーにとっての危機ではないのですか?
 
 私にはこの年末の「最強のラインナップ」なるものは、砂上の楼閣、燃え尽きる間際
のろうそくにしか見えません。たまたまここ数週SSのソフトが好調のように見えます
が、PSにタマがないわけじゃありません。むしろ余力を残しているだけ、遙かに不気味
でしょう。PSには来年もスクウェアのソフトや、ドラクエ、その他の「一般的に訴求
力のある」ソフトが「保証」されているわけです。SSには来年、何が残されています
か。サクラ?冗談でしょう。あんな新味の無いソフトで100万本を本気で狙っている
のですか、セガは。ましてや本体台数出荷の増加なんて夢のまた夢でしょう。

 重ねて言いますが、ユーザーとて、これからのメーカーの行方には無関係ではいられ
ないはずです。耳の痛い話には違いないが、中にこもっていてはなかなか見えてこない
(特にサタマガなどの専門誌の「大ヒット」「好調」ほど大本営的なものはないでしょ
うから)話題を提供してくれる黒崎さんは非常にありがたいです。