サターン号物語(長文読み切りゴミ小説)



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投稿者: ぷう @ pppef61.pppp.ap.so-net.or.jp on 97/11/16 07:05:53

むかし、むかし、ある所に「サターン号」という船がありました。
近代的なその船に、多くの人が魅了されて、多くの人が乗組員になりました。

そして、サターン号は多くの乗組員を乗せて、ゲーム海へと出航しました。
航海は順調でした。
乗組員の進みたい方向に、なかなか進んでくれなかったり、
恐い顔をしたお兄さんが、いきなりワープしてきて、大騒ぎになったりと
多少のハプニングはありましたが。

しかし、2年、3年と経つと、だんだんとゲーム海が荒れてきました。
船は大揺れになってきました。この頃から他の船へ乗り移る人も出てきました。
でも、多くの人はじっと嵐が過ぎるのを待ちました。

ところが、
嵐は止むどころか、ますます激しくなってきました。
サターン号は、右へ行ったり、左へ行ったり。今にも沈みそうです。
多くの人は、救助に来た、排水量18000tの船へ乗り移りました。

しかし残った人も沢山いたのです。
船主は言いました。
「サターン号は拡張性に優れており、沈んでもあと5年は航行出来ます。」

「せっかくだから、俺は残るぜ!」

やがてサターン号は、海の底へと沈んでいきました。



船主は、今、大忙しです。
128日後に、「サターン2世号」の進水式が迫っているからです。
サターン2世号は、最新鋭の4つのエンジンと2つのスクリューを持つ、
4軸級の素晴らしい船です。乗組員もぞくぞくと集まってきます。

何か、大事な事を忘れている気もしますが、大忙しです。
一生懸命、新しい船を造ります。


これで、この物語はおしまいです。

その後、サターン号と「せっかくだから残りし者達」がどうなったのか
誰も知りません。
ただ、サターン2世号の乗組員の中に、「せっかくだから残りし者」に
良く似た人を見た、という話も聞きます。
ワープしてきた恐い顔のお兄さんを、京都で見た、という人もいるようです。

サターン2世号は、無事に就航したようです。
それからしばらくして、http://www.sega.co.jp/sega/p_cafe/dgb.htmlに
「SS&MD&GG&・・・ 」という掲示板が出来たようです。
そこに行けば、なつかしい乗組員に会えるという噂が広まったのも
この頃でした。

おしまい、おしまい。

指定BGM「ガンダーラ」(ゴダイゴ)  m(__)m