何故皆モノポリーなんだ?---ボードゲームについて



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投稿者: Gallop @ ppphost1.kusm.kyoto-u.ac.jp on 97/10/25 16:53:11

「カルドセプト」がそうなんですが
TVゲームでボードゲームというとモノポリーのことを指してる場合がほとんどです。
日本ではモノポリー以外のボードゲームは
ほとんど存在してないが如しと行った感じで。

僕はモノポリーがゲームデザインとして失敗してるゲームだとは思いませんが、
しかし、世の中には(僕にとって)モノポリーより面白いと思えるボードゲームは
たくさんあります。
 
 知り合いの意見ですが、モノポリーは所持金の初期値を半分にすべきで、
 その方が、物件を買うか買わないかの選択がシビアになって
 戦略の立て方によりゲームの進行がより変わってくると思います。

モノポリーをできるくらいに
一緒にボードゲームをしてくれる友人と
時間と場所があるのなら、
こういうのも試してもらいたいと思います。

一応言っておきたいのですが、これから書くゲームは、
例えば「シミュレーション同好会」の人達が喜ぶような、
(他にいい言葉がなかっただけです。彼らを差別するつもりはありません)
ルールが複雑かつ例外だらけで、ユニットの種類が膨大で、
初めてやる人は何がなんだか分からないまま
ぼこぼこにされるといったものではありません。

ゲームを評価する基準の一つとして
「スキルとラックのバランス」というのがあると思います。
スキルの要素が少なすぎると戦略や戦術を考える楽しみが無くなり
お正月に家族でやる双六のように
勝っても負けても別にどうでもいいものになってしまいます。
ラックの要素が少なすぎると
強い人だけが圧倒的な力を持ち、
勝つべき人が勝つというドラマ性の薄いゲーム展開になってしまいます。

シンプルなルールの中で、
戦略を発揮させる場所を与え、プレイヤーに「してやった」的快感があり、
それでいて、ドラマチックな展開になる、
というのが優れたボードゲームだと思います。

で、本論の僕の薦めるゲーム達ですが、

・アクアイア(AQUIRE)推薦プレイ人数4〜5人 プレイ時間1時間半
・ウサギとハリネズミ(Hase und Igel)
  推薦プレイ人数3,5,6人 プレイ時間2時間
・カタン島の開拓者(Siedler von CATAN)
  推薦プレイ人数4人 プレイ時間1時間
・アウフ アクセ(Auf Achse)
  推薦プレイ人数5人 プレイ時間3時間
・D&D
  推薦プレイ人数3人 プレイ時間45分

です。アクアイアはアメリカのゲーム、
それ以外は全てドイツのゲームでドイツゲーム大賞(Spiel des Yahres)受賞作です。
詳しい説明は長くなるので省略しますが、
要望があればします。

僕の知ってる範囲では
東京なら神保町の「奥野カルタ店」、
京都なら京極通りの「喜久屋書店」2Fから入れる「ギルド」
で入手できると思います。