金よりまず頭と体を使え!-宣伝について-(長文)



[ このメッセージへの返事 ] [ 返事を書く ] [ home.html ]



投稿者: Gallop @ 130.54.53.207 on 97/10/03 11:39:48

昨日、セガの宣伝(とくにCM)についての議論がありましたが、
僕も、それについて、少し言いたいことがあります。

たとえば、昔、メガドライブのデモのために、
ゲーム専門店の店前に並べられた
モニターとメガドライブの入った大きい箱(ソニックの絵が書いてあったなぁ)、
今でもゲーム屋の店頭にあり、
ポスターの掲示板になってるか、
PSやN64が中に入って、そのソフトのデモをやってたりしてます。

この例にみられるように、
セガの宣伝には、
「おカネは使いました。後のことはどうでもいいです。」
という官僚的な所が見受けられるように思います。

「こういう宣伝をするんだが、こうすればもっと効果的じゃないか」、
あるいは、
「実際やって見たが、思ったほど効果を上げていない。
どこが悪いのか。」
ト、考え、工夫している跡がみられないのです。

少なくとも僕の思い付くだけでも、
これくらいのことは言えます。

・フラッシュセガサターンについて。
 まず、店頭にデモの機械はおいてはいるが、
 コントローラーがつながっていない所は多い。
 それ自体は、その店の方針が決めることだから文句を言うわけにはいかないが、
 置いてあるのがコントローラーの置いてある所のものと同じものでいいのか。
 体験させることが出来ないんだから、ゲーム画面のデモ映像を
 なるべく面白そうな形にみえるように流すなどできると思う。
 
 そして、コントローラーの置いてある所でも、
 もう、その機械がおかれて2年以上になり、
 コントローラーがふにゃふにゃになっていたり、
 突然プレイ不能になったりすることがある。
 
 どのような運用のされ方をしているか、チェックしてない証拠だろう。

 そもそも、サターンのムービーは
 実力のあるソフトハウスが力をいれない限り、
 「汚い」
 ということは誰もが思っていると思うし、みればすぐ分かる。
 開発中のゲーム画面(スプライトとバックグラウンドを使った)や
 トゥルーモーションを使うとかして苦労して奇麗にしたムービーを
 紹介するのに、何故、あんな汚い映像を使い、
 評価を下げるようなまねをするのか。
 「仕事はしてます。宣伝をしました。お金も使ってます。」
 という言い訳をするためだとしか思えない。
 
 さらに、開発中のゲームの体験版は、
 やはり、最終的に開発が完了したときの完成度に比べて、
 大きく劣っていることがある。
 そのことは、TECHサターンに付属していた
 体験版「シルエットミラージュ」が、2ヵ月でどれだけ、よくなったかで、
 僕自身は強く感じた。
 ここの書き込みを読む限りでは、
 TFVでもそうらしい。
 
 本当に、ソフトを買うときの参考になる体験版をつくるには、
 安易につくっては駄目だろうし、
 発売済みのソフトの体験版を収録することも、
 たとえば、リピートがかかりにくい
 といった欠点を解消する一つの手助けとなるのではないか。

書いてると、予想してたより長くなってしまいました。
このまま書いてると、どのくらいになるか見当つきません。
バイトがあるので、尻切れトンボですが、ここで、やめます。

僕が、こういうことを思うようになった一つのきっかけは
WIREDのゲーム特集の中の記事、
「いかにしてN64はアメリカで成功したか」
です。
NOAの成功は、学ぶべきものが大きいと思います。
是非、みんなに読んで欲しいものです。