「DESIRE」クリア(長文&ネタバレ無し)



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投稿者: しまんだサラ @ pearadm.ipc.hiroshima-u.ac.jp on 97/9/12 14:07:31

「DESIRE」の感想です。長文になると思いますから、「オレは忙しい。だからここでしまんだサラと別れる」という人は戻ってもいいですよ(笑)。それと、ネタバレ的なことは記述しないつもりですのでご安心を。

・Lucid Motion
僕がシステム的に注目していたのはこれでした。「DESIRE」を立ち上げると「C's ware presents」のデモが出ますが、「EVE」のときに比べて非常にジャギーの細かい画像だったのでびっくりしました。つぎにLucid Motionの美しさに感動したのはゲーム内で初めて出るアニメを見たときでした。静止画が、高い解像度そのままに動くという印象で、静止画と動画が滑らかにリンクしているといった感じです。「EVE」のときは解像度の粗いシネパックだったために、静止画から動画へ切り替わったときに違和感を感じたものでした。
しかしLucid Motionはグラデーションがあまりきれいに描写できていない。つまりどちらかというと色数の少ないアニメ向きといったところでしょう。その辺りは致し方ないですが、まさしくセガサターンで見られる最高レベルのアニメーションでしょう。

・グラフィック
グラフィックに関しては、「EVE」のイメージを踏襲しているといった感じでした。ただ、強いソフトフォーカスがかかっているためか、夜などの暗いシーンでは背景が見づらかったです。もっとも、実際も夜はこんな見え方をするのかもしれないし、このゲームでは画像の見づらさは問題ではないかもしれません。ただ、「EVE」と違ってウィンドウまわりのあのデザインのため、やや画面に迫力がなくなっているのが残念です。

・AVSS(自動母音判別システム)
「DESIRE」にはプログラムが台詞の音声の母音を判別し、それに合わせてキャラクターの口を動かす、AVSS(自動母音識別システム)があります。画面を見ていると、音声に正確に同調はしていないみたいですが、かなり自然な印象を受けました。さらに、キャラクターの表情を移すフェイスウィンドウもこちらの感情移入を促しています。とくに表情の豊かなティーナの顔はなかなか見飽きない。どうもティーナみたいなキャラクターには弱い(^^;)

・シナリオ
ええ、要所では泣かせてくれました(^^;)。プレイヤーの想像にある程度ゆだねてしまう要素を持った作りでした。しかし話の筋を理解するのに結構時間かかりましたね。悪く言えば煮えきらない、といったところですが、こういったものは長所とも短所とも言えるのでこれ以上言及することもないかな?
キャラに関しては、ティーナ大好きです(おお、公言しやがった)。

あと、かなり突っ込んだことを述べるメッセージをあとから書き込みますが、クリア前の人は誤って読まないようご注意下さい。