それが、ナイツを見た時の、我のリアクションだった。

ナイツを見たのは、確かトイショーだった。
セガのブースでそれを見た時、我は一時間程立ち尽くし、それに見入っていた。
凄い。
第一印象がそれだった。
何故かって・・・？
画面の中でのナイツは本当に「楽しそう」に飛び回っていたからだ。
それが「ＤＲＥＡＭＳ　ＤＲＥＡＭＳ」の曲とシンクロしている・・・・。
あるいは、久しぶりの感動故か？
気づいたら、涙腺がゆるんでいた。
・・・・そして、何となく思った。
・・・・・このゲームは売れないかもしれない、と・・・・。

「３Ｄ」という自由なフィールドを「２Ｄ」な操作感で飛び回る。
この、不自由なコンセプトは、一般人にはアピールし難いのだろう。
「自由」にフィールドを走り回る事が、当時最も望まれていたから。
「自由」に空を飛び回る為のコンセプトなのに、その事が敷居を高くする遠因となってしまったのか・・・？

購入したナイツは、想像通り・・・否！想像以上に素晴らしかった。
その操作感。画面。テーマ性・・・・。
全てが輝いて見えた。
そこには、サターンの可能性が秘められていた。我にはそう、見えた。

そして、現在。
「飽き」という病がナイツの感動を蝕んだ。
もう、このソフトが我のサターンの稼働率を独占する日は無いかも知れない。
だが、たまに・・・そう、たまにプレイした時に、あの時の感動が少しだけ甦って来るのを感じる。
我にとってナイツとは、そんなソフトだ。

長文済みませんでした。
では、サイナラ。