ぬわんと御家騒動でござるか



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投稿者: 遠山金三郎太 @ tproxy.tky.threewebnet.or.jp on 97/5/27 23:17:15

ゲーマーの金(以下ゲ)「なあ、平次親分。俺ちょっと考えたんだけどよう。今日は俺たちの出る日じゃねえんじゃねえかって。」
目明かし・平次親分(以下)「金の字ぃ、何甘えてやがる。野球が雨で中止てこともあるだろ。だからいつでも出れるよう準備万端整えておくってもんだ。・・・ほらいつもの奴がきたぜい。」
子分・ハチ(以下ハチ)「てーへんだ、てーへんだ、親分!」
「どうしたいハチ。サード・インパクトでも起きたってのかい。」
ハチ「冗談抜きで、そんななまやさしいもんじゃねえぜ金さん。将軍家と縁組が決まってた萬代屋が今日になって突然それを解消しちまったんだとさ。いまそこで瓦版が出ていてよう。もう、あっしもびっくり仰天、すっとんできたっていうわけでさ。」
「ぬわんと、萬代屋がぁ。平次親分、ここは頼んだぜ、変な噂が流れねえようにしてくれや。」
「合点、承知よう。」
・・・
サターン町奉行・遠山金三郎太(以下)「遠山、只今参りましたぞぉぉぉ。」
副将軍・入交公(以下)「何じゃ遠山、騒がしいぞ。」
「はっ、萬代屋の一件聞き及び、馳せ参じた次第にござりまする。」
「遠山。...お主、焼きが回ったか?。」
「はっ?こ、これはなんと?」
「確かに、今日萬代屋から縁組み解消の申し入れはあった。だがな遠山、代わりに萬代屋は城下の普請につき全面協力を確約してくれた。形は違えど効果は全く同じじゃ。第一、将軍家がそんなことでグラつくとでも思ったのか、馬鹿者め!
 お主が今せねばならんのは、機に乗ずる火付け盗賊どもを取り締まることではないのか!」
「こ、これは、この遠山、不徳の至りでござりました。・・・わかりもうした、入交公!これにて失礼仕る。」
「ふふ、相変わらず威勢の良い男じゃのう。」
・・・
「親分、萬代屋の方はどうなってる?」
「ああ今、女中から聞き出してきた。縁組みの件実は萬代屋では、番頭から手代、丁稚、女中にいたるまで8割は反対だったそうだ。無理もねえ、町人がいきなり将軍家に嫁ぐなんざ、環境が違いすぎらあ。嫁ぐお嬢さんが苛められるかもしんねえ、可哀想ってんで、彼ら暇を願い出たそうだ。」
「で、萬代屋の主人は、どうしようなく、縁組み解消を申し入れたってことかい。」
「大筋はそんなところだ。でも萬代屋としては実現に漕ぎ着けたかったようでな。ほれあの萬富麗屋の主人、そいつは萬代屋からのれん分けしてもらった古参番頭でな、いまだに萬代屋でも信頼が厚いんで、双方の調整をしていたらしいんだが、結局無理だったようだぜ。でも、ちょっと俺ひっかかるんでえ。」
「よしな親分!...つまるところ将軍家は安泰、城下の普請も予定通り、何ら案ずることなしってわけだ。」
「なあ、金さん。俺ちょっと考えたんだけどよう。今日は俺たちの出る幕じゃねえんじゃねえかって。」
「親分、...それは俺の台詞じゃねえか(怒)。」

(注)この作品はフィクションであり。登場する個人・団体名は、実在のものとは何ら関係ありません。


また、バンダイは、設立当時は萬代屋と表記していました。萬富麗屋は当て字です、念のため。