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ブレイズが最高 @ ykh12DU05.kng.mesh.ad.jp on 97/5/01 22:36:07
次世代機が、来年には発売されそうだと考えた方が何かと辻褄が合うかもしれない。そこで気になる点を7つばかり挙げてみたい。なお、根拠とした情報はすべて一般公開されているものであり、裏情報などではないこと、下記の内容はあくまで推論であり、個人的な思い込みの域を出るものではない、ということをあらかじめお断りしておく。
1."次"という発言
2月上旬の会社説明会において中山社長は次のようにコメントしていた。
「1,000万台出荷のメドがついたので、もう無理はしない。むしろよくやったと思う。やめてしまっていたら次ができたかどうか。」
その頃は気にも留めていなかった"次"という言葉、最近になってとみに気にかかる。つまりそれは次世代機なのか?
2. 松下との共同開発報道
セガはSS発売直後からDVDに興味を持っていた。これは中山社長自身の発言にもうかがえる。CDは結局ソニーとフィリップスが共同で統一規格を作り上げたもので、CD−ROMを記録媒体としている限りセガにとっては、「他人のふんどしで相撲を取る」状態だった。ところがDVDではソニーは統一規格抗争に敗れている。そしてその勝者は、松下だった。95年末読売新聞の「セガ松下ゲーム機共同開発」報道は果たして単なる誤報だったのか?
特にこの95年末というのが妙に引っかかる。ここで1.の中山社長のコメントを見て欲しい。「やめてしまっていたら」 自社ハードにこだわるなというのは会長からの前々からの提言。セガはこの時期本当にSSは儲からないからやめてしまおうか、そして松下とDVDで共同企画をと考えていたのではないか。それが続けられたのは、あの5,000円キャシュバックキャンペーンが功を奏して思いのほか売れてしまったからだ(この辺りのセガの内情は日経新聞にも堂々と掲載されていた)。もう少し続けてみようかと思っていたところに読売新聞の報道、あわててセガは誤報だと発表する。時期的にタイミングが合う。
ところで余談だがSCEがPS本体の売り上げで黒字化したのは、96年5月頃。販売台数で言うと全世界で500万台売った頃。セガも同じような状況だったとすると、黒字化は96年10月頃か。それまではずっと赤字だったわけだ。
3.SSの先が見えた
日本におけるコンシューマーハードの市場は、重複分を考慮しても2,000万台がいいところだろう。今日のハード普及台数を仮にSS500万台、PS650万台、N64・250万台としようか。これだけですでに1,400万台普及していることになる。とすると残りはわずか600万台。現状ではSSがトップシェアをとれることは考えられない。SS600万台、PS950万台、N64・450万台位で落ち着くだろう。すなわち残り100万台しかSSには期待出来ないのだ。そしてこの数字は、セガが97年度の国内SS販売目標として設定した台数に近い。SSはそれで打ち止め。そして98年度からは、次世代機ということか。
ついでに言うと、全世界でのSS販売目標は97年度350万台〜400万台。96年末の販売台数が716万台だから。97年度までには1,000万台に到達する。つまりそれは1.で書いた中山社長のもう無理しないという台数だ。
少し長いんで、分けます。次世代機疑惑のまとめ(フィナーレ)へ続く。
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